IT経営とは何か?(IT経営の定義)
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IT投資本来の効果を享受するためには、目的なく、単に現業をIT化するだけでは、不十分であり、自社のビジネスモデルを再確認したうえで、経営の視点を得ながら、業務とITとの橋渡しを行っていくことが重要である。このような、経営・業務・ITの融合による企業価値の最大化を目指すことを「IT経営」と定義する。
経営・業務・ITの融合がIT経営
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IT経営を実践するには、経営、業務、ITの融合が欠かせない。経営は「視点」を、業務は「情報活用」を、ITは「メカニズム(仕組み)」を生かすことによって、経営・業務・ITが融合し、IT経営が実現する。
- 視点:取り組むべき企業改革や業務改革の指針を、経営が提供
- 情報活用:改革課題の達成に向け、必要な情報と、それを活かす業務の仕組みを、現場が提供
- メカニズム:改革実現に向け、情報の効率的活用手段を、システムが提供
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(出典:経済産業省「IT経営ロードマップ 改訂版」平成22年3月・8ページ)